えむと、メモランダム

読んだ本と出来事あれこれ

365日のほん

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荻窪にある書店「Title」に行ってきました。目的は店主の辻山さんが書いた『365日のほん』(河出書房新社)を買うことと、この本で紹介されている365冊を実際に展示した『365日のほん展』を見ること。

本は普通の書店でももちろん売っていますが、ここで買うと特典のポストカードがもらえます。ブックガイドに掲載されている本を一堂に展示するというのも珍しい企画で、装丁を眺めているだけでも楽しくなります。

本を買った後、お店の奥にあるカフェで美味しいコーヒーを飲みながら、365冊のうち何冊くらい読んだか数えてみたのですが、わずか11冊しかありませんでした。辻山さんに及ばないのは当然ですが、あまりの少なさにちょっと複雑な気持ちに。これから辻山さんの言葉を少しずつ味わって、気になった本を読んでみようと思います。

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『老人の取扱説明書』を読みました

老人の取扱説明書 (SB新書)

2017年93冊目の読了は、『老人の取扱説明書』(平松類/SB新書 初版2017年9月15日)です。帯に書かれていた「老いた親との上手な付き合い方」という言葉が目にとまり、思わず買い求めました。

本書は医師である著者が、老人特有の困った行動の原因を明らかにし、その解決策を紹介したものです。著者は眼科医ですが、これまで10万人以上の高齢者と向き合い、また国内外の論文・データ・文献を研究してきたそうで、眼以外のことについてもわかりやすく説明されています。

本書では、「都合の悪いことは聞こえないふりをする」、「突然、うるさいと怒鳴る」、「同じ話を何度もする」など16の行動・現象がとりあげられていますが、著者はそのほとんどは認知症や性格的なものではなく、老化による体の変化が原因だとしています。つまり、誰もが「困った老人」になる可能性があるということです。本書のコラムで、「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」「筋力」「記憶力」が何歳くらいから衰えるのか書かれているのですが、自分の体もすでに変化が始まっているという、苦い現実が突きつけられてしまいました。

自分には80代半ばの父母、90歳を超えた義母が健在です。幸い本書に書かれているような「困った行動」を取ることはないのですが、この先はわかりません。また自分も老人への道を歩んでいるわけで、本書の内容は「転ばぬ先のつえ」として大変参考になりました。

読後感(参考になった)

1000days to go!

買い物で新宿駅の新南改札を出ると、イルミネーションで飾られたペンギン広場の先にライトアップされたドコモタワーが見えました。よくみるとビルの壁面には1000days to go!の文字が。調べてみると、明日(11月29日)は東京2020パラリンピックの1000日前で、そのためのライトアップのようです。いつもとは違うドコモタワーで思わず写真を撮りました。(だいぶブレていますが)

帰りはサザンテラスを通りました。こちらのイルミネーションもきれいでした。

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