えむと、メモランダム

読み散らした本と出来事あれこれ

読んだ2017

『飛行機の戦争1914-1945 総力戦体制への道』を読みました

今年65冊目の読了は、『飛行機の戦争1914-1945 総力戦体制への道』(一ノ瀬俊也/講談社現代新書 初版2017年7月20日)です。書店で目にして手にとったのですが、新書とはいえ380ページに及ぶ力作で読み応えがありました。 日本近現代史…

『ほじくりストリートビュー』を読みました

今年64冊目の読了は、『ほじくりストリートビュー』(能町みね子/交通新聞社 初版2017年6月1日)です。こういうタイプの本は好きなので、新聞の書評で知って早速手にとりました。本書は、月刊『散歩の達人』に連載中のコラム『能町みね子の東京リア…

『死ぬほど読書』を読みました

今年63冊目の読了は、『死ぬほど読書』(丹羽宇一郎/幻冬舎新書 初版2017年7月30日)です。書店で目にして、手にとりました。 本書は、伊藤忠商事の前会長で中国大使も務めた丹羽氏が、読書についてその意義、本の選び方・読み方、読書の効用など…

『月日の残像』を読みました

今年62冊目の読了は、『月日の残像』(山田太一/新潮文庫 初版平成28年6月1日)です。この前に読んだ『過去をもつ人』(著 荒川洋治)で、「エッセイ集の真価を示す一冊」と紹介されていた本で、ぜひ読んでみたいと思い手に取りました。休刊になって…

『過去をもつ人』を読みました

今年61冊目の読了は、『過去をもつ人』(荒川洋治/みすず書房 初版2016年7月20日)です。書店で目にして手に取りました。以前、著者が出演していた朝のラジオ番組をよく聴いていたのですが、独特の語り口が今でも耳に残っています。 本書は、詩人…

『失われたドーナツの穴を求めて』を読みました

今年60冊目の読了は、『失われたドーナツの穴を求めて』(芝垣亮介・奥田太郎/さいはて社 初版2017年7月4日)です。荻窪の書店「Title」さんのイベント案内で本書のことを知り、面白そうなので手に取りました。同店で行われる刊行記念のトーク…

『あの会社はこうして潰れた』を読みました

今年59冊目の読了は、『あの会社はこうして潰れた』(藤森 徹/日経プレミアシリーズ 初版2017年4月10日)です。出版業界のことも書かれていたので手に取ってみました。 本書は、民間の信用調査会社「帝国データバンク」の情報部長を務めた著者が、…

『逆説の法則』を読みました

今年58冊目の読了は、『逆説の法則』(西成活裕/新潮選書 初版2017年5月25日)です。書店で目にして手に取りました。 著者は「渋滞学」で評判になった物理学者です。本書では、「大企業の経営不振」「格差社会の進行」「社会保証制度の崩壊不安」…

『新版 動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』を読みました

今年57冊目の読了は、『新版 動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』(福岡伸一/小学館新書 初版2017年6月5日)です。書店で目にして手に取りました。本書は、2009年に刊行された『動的平衡』を加筆して、新書化したものです。 本書は、脳のしく…

『小倉昌男 祈りと経営 ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの』を読みました

今年56冊目の読了は、『小倉昌男 祈りと経営 ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの』(森 健/小学館 初版2016年1月30日)です。5月に読んだ『「考える人」は本を読む』(河野通和)で紹介されていて、ぜひ読んでみたいと思い手に取りました。本…

『限界国家 人口減少で日本が迫られる最終選択』を読みました

今年55冊目の読了は、『限界国家 人口減少で日本が迫られる最終選択』(毛受敏浩/朝日新書 初版2017年6月30日)です。 本書も、この前に読んだ『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』と同じく、日本の人口減少をテーマとしていますが、…

『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』を読みました

今年54冊目の読了は、『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』(河合雅司/講談社現代新書 初版2017年6月20日)です。話題になっているようなので手に取ってみました。 本書は、産経新聞の論説委員である著者が、人口減少・少子化高齢化が…

『日本の暗黒事件』を読みました

今年53冊目の読了は、『日本の暗黒時代』(森 功/新潮新書 初版2017年6月20日)です。書店で目にして手に取りました。 本書は、週刊新潮の記者でもあった著者が関わった大きな事件について、取材秘話を明かしながら、そのあらましを振り返るもので…

『新版 20週俳句入門』を読みました

今年52冊目の読了は、『新版 20週俳句入門』(藤田湘子/角川学芸出版 初版平成22年4月25日)です。1988年に『20週俳句入門』が立風書房から刊行、2000年に改訂版として『新版 20週俳句入門』が学習研究社から発刊、そして本書に至って…

『人生の節目で読んでほしい短歌』を読みました

今年51冊目の読了は、『人生の節目で読んでほしい短歌』(永田和宏/NHK出版新書 初版2015年3月10日)です。この一カ月ほどで著者に関係した本を2冊読みましたが、本書は書店でたまたま目にして手に取りました。著者の選歌集を読んだのは岩波新…

『本質を見通す100の講義』を読みました

今年50冊目の読了は、『本質を見通す100の講義』(森博嗣/だいわ文庫 初版2016年9月15日)です。荻窪の本屋さん「Title」が配信している「毎日の本」で本書のことを知り、手に取りました。2015年に出版された単行本の文庫化です。 本…

『みんなの朝ドラ』を読みました

今年49冊目の読了は、『みんなの朝ドラ』(木俣冬/講談社現代新書 初版2017年5月20日)です。新聞の書評で知って、面白そうだったので手に取りました。 著者は、NHKの朝ドラ(正式名称は「連続テレビ小説」)のレビューを毎日書いているそうで…

『悪文 伝わる文章の作法』を読みました

今年48冊目の読了は、『悪文 伝わる文章の作法』(岩淵悦太郎/角川ソフィア文庫 初版平成28年10月25日)です。前に読んだ『「超」実用的文章レトリック入門』(加藤明/朝日新聞出版)で参考文献として紹介されていて、タイトルが気になり手に取り…

『家族の歌 河野裕子の死を見つめて』を読みました

今年47冊目の読了は、『家族の歌 河野裕子の死を見つめて』(河野裕子・永田和弘・永田淳・永田紅・植田裕子/文春文庫 初版2014年8月10日)です。先日読んだ『歌に私は泣くだらう』(永田和宏/新潮文庫)の解説で本書が紹介されていて、気になっ…

『僕らの仕事は應援團。心をゆさぶられた8つの物語』を読みました

今年46冊目の読了は、『僕らの仕事は應援團。心をゆさぶられた8つの物語』(我武者羅應援團/大和書房 初版2012年8月20日)です。先日読んだ『「考える人」は本を読む』(河野通和/角川新書)で紹介されていた本です。5年前に発行されたものなの…

『歌に私は泣くだらう-妻・河野裕子 闘病の十年-』を読みました

今年45冊目の読了は、『歌に私は泣くだらう-妻・河野裕子 闘病の十年-』(永田和宏/新潮文庫 初版平成27年1月1日)です。先日読んだ『「超」実用的文章レトリック入門』(加藤明/朝日新書)で、本書が紹介されているのを見て、手に取りました。初…

『「考える人」は本を読む』を読みました

今年44冊目の読了は、『「考える人」は本を読む』(河野通和/角川新書 初版2017年4月10日)です。6月5日に、荻窪の本屋さん「Title」で本書の刊行記念のトークイベントがあります。その前に読んでおこうと思い手に取りました。 今年8冊目…

『「下り坂」繁盛期』を読みました

今年43冊目の読了は、『「下り坂」繁盛記』(嵐山光三郎/ちくま文庫 初版2014年7月10日)です。本書の前に読んだ『「超」実用的文章レトリック入門』(朝日新書)の中で、「漸降法」というレトリックを解説する際に紹介されていた本で、面白そうな…

『「超」実用的文章レトリック入門』を読みました

今年42冊目の読了は、『「超」実用的文章レトリック入門』(加藤明/朝日新聞出版 初版2017年4月30日)です。興味があって、本書の前に読んだ『「言葉にできる」は武器になる。』(梅田悟史/日本経済新聞出版社)と、一緒に買いました。 本書は、…

『「言葉にできる」は武器になる。』を読みました

今年41冊目の読了は、『「言葉にできる」は武器になる。』(梅田悟史/日本経済新聞出版社 初版2016年8月25日)です。 仕事では、報告書、資料、手紙(メール)など「書く」ことは日常的なことです。しかも自分は、決して下手な方ではないと思って…

『断片的なものの社会学』を読みました

今年40冊目の読了は、『断片的なものの社会学』(岸政彦/朝日出版社 初版2015年6月10日)です。先日行ってきた荻窪のTitleで目にして、手に取りました。 本書は社会学者である著者の随筆集で、自身のフィールドワークや日常生活のなかで胸に…

『本屋、はじめました』を読みました

今年39冊目の読了は、『本屋、はじめました』(辻山良雄/苦楽堂 初版2017年1月10日)です。新聞など様々な書評で取り上げられた本で、ぜひ読んでみたいと思い手に取りました。この出版社の名前は本書で初めて知ったのですが、本書専用の栞がはいっ…

『定年後 年金プラス、ひとの役に立つ働き方』を読みました

今年37冊目の読了は、『定年後 年金プラス、ひとの役に立つ働き方』(杉山由美子/朝日新書 初版2014年7月30日)です。この前に読んだ『定年後』に影響されて手に取りました。 本書は、著者が取材した30名の方を通して、定年後の生き方・働き方を…

『定年後』を読みました

今年36冊目の読了は、『定年後』(楠木新/中公新書 初版2017年4月25日)です。書店でタイトルが目に飛び込んできて、すぐに手に取りました。 著者は、生命保険会社で定年を迎え、現在は執筆活動や研修・講演活動を行っているそうですが、本書では…

『いとしいたべもの』を読みました

今年35冊目の読了は、『いとしいたべもの』(森下典子/文春文庫 初版2014年5月10日)です。先日読んだ『コスパ飯』(成毛眞)で紹介されていた本なのですが、ちょっと気になって手に取りました。2006年に出版された単行本の文庫版です。 本書…

『折々のうた』を読みました

今年32冊目の読了は、『折々のうた』(大岡信/岩波新書 初版1980年3月21日)です。著者の大岡信さんは4月5日に86歳で亡くなられました。 「折々のうた」は、1979年1月から2007年3月まで朝日新聞朝刊の1面で毎日連載されていたコラ…

『宝くじで1億円当たった人の末路』を読みました

今年31冊目の読了は、『宝くじで1億円あてた人の末路』(鈴木信行/日経BP社 初版2017年3月28日)です。日経BPのメルマガで知り、手に取りました。 タイトルだけ見ると、1億円をあてた人たちがその後どうなったのかを描いたサブカルチャー本…

『悩み・不安・怒りを小さくするレッスン』を読みました

今年30冊目の読了は、『悩み・不安・怒りを小さくするレッスン』(中島美鈴/光文社新書 初版2016年12月20日)です。マインドフルネスに関する本を検索しているときに目がとまり、手にとりました。 本書は、臨床心理士である著者が、心理療法であ…

『法のデザイン』を読みました

今年29冊目の読了は、『法のデザイン』(水野祐/フィルムアート社 初版2017年2月28日)です。時折読んでいるブログ「企業法務マンサバイバル」で知り、手に取りました。 今回知ったことですが、著者は、著作権などの知的財産権を主に扱う若手の弁…

『テロメア・エフェクト』を読みました

今年28冊目の読了は、『テロメア・エフェクト』(エリザベス・ブラックバーン、エリッサ・エペル/訳 森内薫/NHK出版 初版2017年2月25日)です。HONZの紹介記事で知り、手に取りました。400ページを超える内容で、読み切るのに少し時間…

『その歯みがきは万病のもと』を読みました

今年27冊目の読了は、『その歯みがきは万病のもと』(相馬理人/SB新書 初版2017年3月15日)です。書店で目にして手に取りました。 自分の歯の状態が悪いこともあり、歯の本はこれまでも何冊か読んでいますが、本書で初めて知ったことも結構あり…

『「週刊文春」編集長の仕事術』を読みました

今年26冊目の読了は、『「週刊文春」編集長の仕事術』(新谷学/ダイヤモンド社 初版2017年3月9日)です。HONZの紹介記事で知り、手に取りました。 本書は、週刊文春の現役編集長である著者が、「情報/人脈」「企画/発想」「依頼/交渉」「組…

『ポピュリズムとは何か』を読みました

今年25冊目の読了は、『ポピュリズムとは何か』(水島治郎/中公新書 初版2016年12月25日)です。何と言っても、現在の国際政治で注目される事象であり、ぜひ読んでみたいと思い、手にとりました。 本書では、ヨーロッパ政治史、比較政治が専門の…

『百年の手紙』を読みました

今年24冊目の読了は、『百年の手紙』(梯久美子/岩波新書 初版2013年1月22日)です。著者の別の本を探しているときに、たまたま目にし、手にとりました。 本書は、2011年と2012年に、東京新聞と中日新聞で連載されたコラムをまとめたエッ…

『日本列島100万年史』を読みました

今年23冊目の読了は、『日本列島100万年史』(山崎晴雄・久保純子/講談社ブルーバックス 2017年1月20日)です。書店で目にして、手にとりました。 本書は、今目にしている日本列島の複雑な地形の成り立ちを、100万年前以降(第四紀後半)を中…

『子供の死を祈る親たち』を読みました

今年22冊目の読了は、『子供の死を祈る親たち』(押川 剛/新潮文庫 初版平成29年3月1日)です。HONZの紹介記事で知り手に取りました。著者の本は一昨年に『「子供を殺して下さい」という親たち』を読み、強烈な印象を受けました。 著者は、引きこ…

『言葉の贈り物』を読みました

今年21冊目の読了は、『言葉の贈り物』(若松英輔/亜紀書房 初版2016年11月25日)です。著者の直筆メッセージカードが封入された特装版を手にしたのですが(写っているのがカードの実物です)表紙もきれいで印象的です。 本書は、批評家、随筆家…

『裁判の非情と人情』を読みました

今年20冊目の読了は、『裁判の非情と人情』(原田國男/岩波新書 初版2017年2月21日)です。書店で目にとまり手に取ったのですが、本書は書下ろしではなく、岩波書店の『世界』に連載された40編のコラムをまとめたものです。 タイトルからすると…

『検査なんか嫌いだ』を読みました

今年19冊目の読了は、『検査なんか嫌いだ』(鎌田 實/集英社 初版2017年2月28日)です。先だって、『健康診断は受けてはいけない』を読んだばかりですが、この著者はどんなことを言っているのか気になって手にとりました。 『健康診断は受けてはい…

『知的な老い方』を読みました

今年18冊目の読了は、『知的な老い方』(外山滋比古/だいわ文庫 初版2017年2月15日)です。著者の本は、一昨年、『知的生活習慣』と『50代から始める知的生活術』を読んだのですが、なるほどと思わせるところがたくさんあって、面白く読んだのを…

『筑摩書房 それからの四十年』を読みました

今年17冊目の読了は、『筑摩書房それからの四十年』(永江朗/筑摩選書 初版2011年3月15日)です。これも先ごろ読んだ『言葉はこうして生き残った』で紹介されていた本で、同業に携わる者としてぜひ読んでみたいと思い、手にとりました。筑摩書房で…

『米中もし戦わば』を読みました

今年16冊目の読了は、『米中もし戦わば』(ピーター・ナヴァロ/文藝春秋 初版2016年11月30日)です。HONZのレビューで、著者の主張はトランプ大統領の理論的支柱になっていると言われていること、その著者がトランプ政権において国家通商会議…

『地図と愉しむ東京歴史散歩 地下の秘密篇』を読みました

今年15冊目の読了は、『地図と愉しむ東京歴史散歩 地下の秘密篇』(竹内正浩/中公新書 初版2016年10月25日)です。このシリーズは、本書のほか何冊か出ていますが、手にしたのは、最初に出た『地図と愉しむ東京歴史散歩』以来です。 本書で読みた…

『健康診断は受けてはいけない』を読みました

今年14冊目の読了は、『健康診断は受けてはいけない』(近藤誠/文春新書 初版2017年2月20日)です。書店でたまたま手に取りました。 著者は積極的ながん治療に否定的な立場で、「医療否定本」も何冊か書いていますが、著者を批判する人もたくさん…

『五衰の人』を読みました

今年13冊目の読了は、『五衰の人-三島由紀夫私記』(徳岡孝夫/文春学藝ライブラリー 初版2015年10月20日)です。1996年に単行本として出版された後、文庫版、そして本書(文春学藝ライブラリー)が出版されたようです。三島由紀夫の本で読ん…