えむと、メモランダム

読み散らした本と出来事あれこれ

読書-学芸・ノンフィクション

『やまゆり園事件』を読みました。

2020年29冊目の読書レポートは『やまゆり園事件』(著 神奈川新聞取材班/幻冬舎/初版2020年7月20日)。 神奈川県相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた残忍な殺傷事件の衝撃は、今でも消えることはありません。 今年3月、犯…

『あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン』を読みました

2020年20冊目の読書レポートは『あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン』(著 住吉雅美/講談社現代新書/初版2020年5月20日)。 昨年末にサラリーマンを卒業。法務系の士業に転身し、今は法律とともに仕事をしていますが、「法哲学」など…

『サザエさんと長谷川町子』を読みました

2020年14冊目の読書レポートは『サザエさんと長谷川町子』(著 工藤美代子/幻冬舎新書/初版2020年3月25日)。書店で目にして手に取りました。 「鉄腕アトム」、「ドラえもん」、「ドラゴンボール」、「名探偵コナン」、「ワンピース」…。 大…

『裁判官も人である 良心と組織の狭間で』を読みました。

2020年11冊目の読書レポートは『裁判官も人である 良心と組織の狭間で』(著 岩瀬達哉/講談社/初版2020年1月29日)。書店で目にして手に取りました。 世の中には様々な職業がありますが、裁判官はかなり遠い存在。「ベールに包まれている」と…

『エンド・オブ・ライフ』を読みました。

2020年8冊目の読書レポートは『エンド・オブ・ライフ』(著 佐々涼子/集英社インターナショナル/初版2020年2月10日)。書店で目にして、手に取りました。 著者はノンフィクションライター。2013年から6年に渡り、京都で訪問医療を行って…

『孤塁 双葉郡消防士たちの3・11』を読みました。

2020年7冊目の読書レポートは『孤塁 双葉郡消防士たちの3・11』(著 吉田千亜/岩波書店/初版2020年1月29日)。書店で目にして、手に取りました。 東日本大震災から間もなく9年。時間とともに記憶は薄れていきますが、3月11日が近づくと…

『2050年のメディア』を読みました。

2020年1冊目の読書レポートは、『2050年のメディア』(著 下山 進/文藝春秋 初版2019年10月25日)。発売と同時に買い求めたものの、しばらく積読状態。ところが読み始めたら、ページをめくる手が止まりませんでした。 著者は、文藝春秋で…

『愛犬家の動物行動学者が教えてくれた秘密の話』を読みました

2019年57冊目の読書レポートは、『愛犬家の動物行動学者が教えてくれた秘密の話』(著 マーク・ベコフ 訳 森 由美/エクスナレッジ 初版2019年8月30日) 週末、購読している新聞(一般紙と経済紙)の書評欄を読むのは楽しいものです。本書は、…

『円谷幸吉 命の手紙』を読みました

2019年56冊目の読書レポートは、『円谷幸吉 命の手紙』(著 松下茂典/文藝春秋 初版2019年10月10日)。新聞広告を見て、買い求めました。 前回の東京オリンピックが開催されたのは今から55年前。オリンピックを見ていたという記憶はほとん…

『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』を読みました

2019年54冊目の読書レポートは、『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』(著 高橋ユキ/晶文社 初版2019年9月25日)。書店のSNSで本書のことを知り、買い求めました。 2013年7月、山口県周南市の限界集落で、8世帯12人の住人のうち…

『叱られ、愛され、大相撲!「国技」と「興行」の一〇〇年史』を読みました

2019年53冊目の読書レポートは、『叱られ、愛され、大相撲!「国技」と「興行」の一〇〇年史』(著 胎中千鶴/講談社選書メチエ 初版2019年9月10日)。書店で目にして、手に取りました。 著者は台湾史が専攻の歴史学者。大相撲の鶴竜のファンで…

『ナガサキ 核戦争後の人生』を読みました

2019年51冊目の読書レポートは、『ナガサキ 核戦争後の人生』(著 スーザン・サザード 訳 宇治川康江/みすず書房 初版2019年7月1日)。8月に新聞書評で知って買い求めましたが、読み終えるまで時間がかかりました。 著者は日本に留学経験もあ…

『韓国 内なる分断 葛藤する政治、疲弊する国民』を読みました

2019年50冊目の読書レポートは、『韓国 内なる分断 葛藤する政治、疲弊する国民』(著 池畑修平/平凡社新書 初版2019年7月12日)。書評サイト『HONZ』に掲載された成毛真さんのレビューを読んで、手に取りました。 今、日本と韓国の関係は…

『生き物の死にざま』を読みました

2019年46冊目の読書レポートは、『生き物の死にざま』(著 稲垣栄洋/草思社 初版2019年7月15日)。書店で目にして、手に取りました。 本書は、私たちの知らないところで日々繰り返されている、生き物たちの生と死を描いたエッセイ。 セミ、カ…

『ヒト、犬に会う 言葉と論理の始原へ』を読みました

2019年40冊目の読書レポートは、『ヒト、犬に会う 言葉と論理の始原へ』(著 島泰三/講談社選書メチエ 初版2019年7月10日)。書店で目にして手に取りました。 本書は、動物学者の著者が、人間と犬の特別な関係から、言葉、心、文明の成り立ち…

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読みました

2019年38冊目の読書レポートは、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(著 ブレイディみかこ/新潮社 初版2019年6月20日)。大きな反響を呼んでいるということを知り、買い求めました。 著者のブレイディみかこさんは、音楽好きで(…

『喪失学「ロス後」をどう生きるか?』を読みました

2019年37冊目の読書レポートは、『喪失学「ロス後」をどう生きるか?』(著 坂口幸弘/光文社新書 初版2019年6月30日)。書店で目にして手に取りました。 わが家で飼っているマルチーズは今年で10歳。大切な家族の一員です。ただし、まだまだ…

『フォト・ドキュメンタリー 朝鮮に渡った「日本人妻」―60年の記憶』を読みました

2019年36冊目の読書レポートは、『フォト・ドキュメンタリー 朝鮮に渡った「日本人妻」―60年の記憶』(著 林典子/岩波新書 初版2019年6月20日)。書店で目にして手に取りました。 著者はフォトジャーナリスト。2013年から18年にかけて…

『安楽死を遂げた日本人』を読みました

2019年35冊目の読書レポートは、『安楽死を遂げた日本人』(著 宮下洋一/小学館 初版2019年6月10日)。書店で目にして手に取りました。 著者はスペインを拠点に活動するジャーナリスト。欧米各国の安楽死事情を取材して上梓した『安楽死を遂げ…

『選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子』を読みました

2019年31冊目の読書レポートは、『選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子』(著 河合香織/文藝春秋 初版2018年10月15日)。発刊してすぐに大きな反響を呼んだことは知っていましたが、読まずじまい。先頃、第50回大宅壮一ノンフィク…

『なぜ人は騙されるのか 詭弁から詐欺までの心理学』を読みました

2019年29冊目の読書レポートは、『なぜ人は騙されるのか 詭弁から詐欺までの心理学』(著 岡本真一郎/中公新書 初版2019年5月25日)。書店で目にして手に取りました。 本書は、社会心理学の専門家である著者が、人の行動や考え方に影響を与え…

『脳はなにげに不公平』を読みました

2019年27冊目の読書レポートは、『脳はなにげに不公平』(著 池谷裕二/朝日文庫 奥付初版2019年5月30日)。書店で目にして手に取りました。 本書は、「週刊朝日」の連載エッセイをまとめた単行本の文庫版。最新の科学論文をもとに、脳科学に関…

『平成テレビジョン・スタディーズ』を読みました

2019年26冊目の読書レポートは、『平成テレビジョン・スタディーズ』(著 太田省一/青土社 初版2019年5月8日)。書店で目にして手に取りました。 著者は社会学者で文筆家。略歴によれば、研究と著述のメインテーマは「テレビと戦後日本社会の関…

『「雪風」に乗った少年 十五歳で出征した「海軍特別年少兵」』を読みました

2019年24冊目の読書レポートは、『「雪風」に乗った少年 十五歳で出征した「海軍特別年少兵」』(著 西崎信夫/編 小川万海子/藤原書店 初版2019年2月10日)。書店で「海軍特別年少兵」の文字が目にとまり、買い求めました。 本書によれば、「…

『世界の核被災地で起きたこと』を読みました

2019年23冊目の読書レポートは、『世界の核被災地で起きたこと』(著 フレッド・ピアス/訳 多賀谷正子 黒河星子 芝瑞紀/原書房 初版2019年2月27日)。書店で目にして、手に取りました。 東日本大震災後に起きた福島第一原発事故は、地域住民…

『世界のすごいお葬式』を読みました

2019年16冊目の読書レポートは、『世界のすごいお葬式』(著 ケイトリン・ドーティ 訳 池田真紀子/新潮社 初版2019年2月25日)。SNSのつぶやきで本書のことを知り、手に取りました。 著者はロサンゼルス在住の女性。大学で中世史を学んだ後…

『アフター1964 東京オリンピック』を読みました

2019年15冊目の読書レポートは、『アフター1964 東京オリンピック』(著 カルロス矢吹/サイゾー 初版2019年1月23日)。書店で目にして手に取りました。表紙カバーのユニフォームの色が鮮やかで目を引きます。 前回の東京オリンピック(6…

『〈いのち〉とがん 患者となって考えたこと』を読みました

2019年13冊目の読書レポートは、『〈いのち〉とがん 患者となって考えたこと』(著 坂井律子/岩波新書 初版2019年2月20日)。本書を取り上げた新聞記事が目にとまり買い求めました。 著者の坂井さんは、NHKで教育、福祉、医療をテーマとし…

『「承認欲求」の呪縛』を読みました

2019年12冊目の読書レポートは、『「承認欲求」の呪縛』(著 太田 肇/新潮新書 初版2019年2月20日)。書店で目にして手に取りました。 「承認欲求」というのは、他人から認められたい、自分が価値ある存在だと認めたい欲求のこと。本来は正常…

『生き残る判断 生き残れない行動 災害・テロ・事故、極限状況下で心と体に何が起こるのか』を読みました

2019年9冊目の読書レポートは、『生き残る判断 生き残れない行動 災害・テロ・事故、極限状況下で心と体に何が起こるのか』(著 アマンダ・リプリー/訳 岡 真知子/ちくま文庫 初版2019年1月10日)。2009年に光文社から刊行された単行本の…