えむと、メモランダム

読んだ本と出来事あれこれ

読書-政治・社会・ビジネス

『立憲君主制の現在 日本人は「象徴天皇」を維持できるか』を読みました

2019年1冊目の読書レポートは、『立憲君主制の現在 日本人は「象徴天皇」を維持できるか』(著 君塚直隆/新潮選書 初版2018年2月25日)です。 学校の授業では、日本は立憲君主制の国で、天皇は日本国民統合の象徴だと教わりました。普段そのこ…

『50(フィフティ) いまの経済をつくったモノ』を読みました

2018年85冊目の読了は、『50(フィフティ) いまの経済をつくったモノ』(著 ティム・ハーフォード 訳 遠藤真美/日本経済新聞社 初版2018年9月21日)です。成毛眞さんの書評で知り、買い求めました。 本書によると、世界の主要な経済活動の…

『幸福の増税論ー財政はだれのために』を読みました

2018年81冊目の読了は、『幸福の増税論ー財政はだれのために』(著 井出英策/岩波新書 初版2018年11月20日)です。書店で目にして手に取りました。 消費税の改定まで1年を切り、政府が進める増税対策や軽減税率の話題が目につくようになって…

『政権奪取論 強い野党の作り方』を読みました

今年69冊目の読了は、『政権奪取論 強い野党の作り方』(著 橋下徹/朝日新書 初版2018年9月30日)です。 著者の橋下氏と朝日新聞出版との間では、6年前に大きなトラブル(いわゆる「週刊朝日事件」)が起きています。すでに和解をしているので、…

『死ぬこと以外かすり傷』を読みました

2018年66冊目の読了は、『死ぬこと以外かすり傷』(著 箕輪厚介 /マガジンハウス 初版2018年8月28日)です。私の年齢からすると、30代の人が書いた仕事論というのは遠い世界の話ですが、同じ業界にいる者として箕輪氏がどんな仕事をしている…

『こうして知財は炎上する ビジネスに役立つ13の基礎知識』を読みました

2018年62冊目の読了は、『こうして知財は炎上する ビジネスに役立つ13の基礎知識』(著 稲穂健市/NHK出版新書 初版2018年8月10日)。仕事に関係するテーマということで手に取りました。 「知財」とは知的財産権(著作権、特許権、実用新…

『「在宅ホスピス」という仕組み』を読みました

2018年53冊目の読了は、『「在宅ホスピス」という仕組み』(著 山崎章郎/新潮選書 初版2018年3月20日)。父の死と母の老いに接し、また自分も年齢を重ね、この種のテーマは身近なものになっています。 著者の山崎先生は、わが国における終末期…

『ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治』を読みました

2018年52冊目の読了は、『ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治』(著 藤井誠一郎/コモンズ 初版2018年5月30日)。雑誌の書評欄で知って手に取りました。 大学の准教授で地方自治の専門家である著者は、地方自治の表舞台ではなく…

『日本の醜さについて 都市とエゴイズム』を読みました

2018年47冊目の読了は、『日本の醜さについて 都市とエゴイズム』(井上章一/幻冬舎新書 初版2018年5月30日)。書店で目にして、手に取りました。 本書は、国際日本文化研究センターの教授である井上氏が、自身の専門である建築や都市景観を切…

『これからの本屋読本』を読みました

2018年42冊目の読了は、『これからの本屋読本』(内沼晋太郎/NHK出版 初版2018年5月30日)。ツイッターで本書のことを知り、手に取りました。 本書の独特の装幀は目を引きますが、不思議な形は家(本屋)を表わしているようです。ネット書…

『葬式格差』を読みました

2018年35冊目の読了は、『葬式格差』(島田裕巳 /幻冬舎新書 初版2018年3月30日)。3月に本書を目にした時はあまり興味を覚えず、手に取ることもありませんでした。 ところが4月に実父が急逝。喪主として葬儀を執り行ったのですが、知らない…

『インプットした情報を「お金」に変える 黄金のアウトプット術』を読みました

2018年30冊目の読了は、『インプットした情報を「お金」に変える 黄金のアウトプット術』(成毛 眞/ポプラ新書 初版2018年4月9日)。成毛さんお馴染みの「おや、こんな新刊が発売されましたよ!」のつぶやきで本書のことを知り、手に取りました…

『やってはいけない老後対策』を読みました

2018年28冊目の読了は、『やってはいけない老後対策』(大村大次郎/小学館新書 初版2018年4月3日)。定年後(老後)をテーマにした本は書店にたくさん並んでいます。私自身も何冊か読んできましたが、「元国税調査官が教える」というキャッチコ…

『教養としてのテクノロジー AI、仮想通貨、ブロックチェーン』を読みました

2018年24冊目の読了は、『教養としてのテクノロジー AI、仮想通貨、ブロックチェーン』(伊藤穰一 アンドレー・ウール/NHK出版新書 初版2018年3月10日) つい最近まで、AI、仮想通貨、ブロックチェーンなんて自分には関係ない話だと思…

『官僚たちのアベノミクス-異形の経済政策はいかに作られたか』を読みました

2018年22冊目の読了は、『官僚たちのアベノミクス-異形の経済政策はいかに作られたか』(軽部謙介/岩波新書 初版2018年2月20日)。書店で目にして、手に取りました。 本書は、安倍首相の考えにあった経済政策が、政権の最重要政策「アベノミ…

『新聞社崩壊』を読みました

2018年19冊目の読了は、『新聞社崩壊』(畑尾一知/新潮新書 初版2018年2月20日)。書店で目にして、手に取りました。 本書は、朝日新聞東京本社で販売管理部長を務めた著者が、新聞購読の現状、新聞販売(新聞販売店)の実態、また著者独自の…

『大人のための言い換え力』を読みました

2018年10冊目の読了は、『大人のための言い換え力』(石黒圭/NHK出版新書 初版2017年12月10日)です。 本書は、国立国語研究所の教授で言語学者である著者が、表現を言い換える力(言換え力)は文書の質を高める基盤であり、また私たち大…

『競争社会の歩き方』を読みました

2017年100冊目の読了は、『競争社会の歩き方』(大竹文雄/中公新書 初版2017年8月25日)です。書店で目にして、手にとりました。 著者の大竹氏は大阪大学社会経済研究所の教授ですが、NHK EテレのTV番組『オイコノミア』にも出演され、…

『アベノミクスによろしく』を読みました

2017年97冊目の読了は、『アベノミクスによろしく』(明石順平/インターナショナル新書 初版2017年10月11日)です。書店で目にして手に取りました。 本書は、弁護士である著者が、アベノミクスの実態(「中身」と「結果」)について、政府や…

『他人をバカにしたがる男たち』を読みました

2017年87冊目の読了は、『他人をバカにしたがる男たち』(河合薫/日経プレミアシリーズ 初版2017年8月8日)です。書店で目にして手に取りました。 本書は健康社会学者で、TV・ラジオのコメンテータとしても活躍している河合さんが、職場や社…

『悩める日本人「人生案内」に見る現代社会の姿』を読みました

2017年81冊目の読了は、『悩める日本人「人生案内」に見る現代社会の姿』(山田昌弘/ディスカヴァー携書 初版2017年8月15日)です。書店で目にして手に取りました。著者の山田さんは、「パラサイト・シングル」「格差社会」といった概念を生み…

『教養としての社会保障』を読みました

2017年78冊目の読了は、『教養としての社会保障』(香取照幸/東洋経済新報社 初版2017年6月1日)です。知人に勧められて7月に買い求めたものの、なかなか関心が向かず、読むのがついつい後回しになってしまいました。 本書は、元厚生労働省の…

『本物の思考力』を読みました

2017年77冊目の読了は、『本物の思考力』(出口治明/小学館新書 初版2017年4月4日)です。8月に読んだ出口さんの『教養は児童書で学べ』(光文社新書)がずっと印象に残っていたところ、書店で本書が目にとまり手にとりました。 本書は、「本…

『今そこにあるバブル』を読みました。

2017年71冊目の読了は、『今そこにあるバブル』(滝田洋一/日経プレミアシリーズ 初版2017年8月8日)です。書店で目にして、手にとりました。 本書は、日本経済新聞の編集委員である著者が、東京や大阪の街角の様子などから日本の「バブルめい…

『教養は児童書で学べ』を読みました

2017年70冊目の読了は、『教養は児童書で学べ』(出口治明/光文社新書 初版2017年8月20日)です。書店で目にして、手にとりました。 本書は、ライフネット生命の創業者であり読書家でも有名な出口治明さんが、大人が読んでも楽しめる児童書を…

『死ぬほど読書』を読みました

2017年63冊目の読了は、『死ぬほど読書』(丹羽宇一郎/幻冬舎新書 初版2017年7月30日)です。書店で目にして、手にとりました。 本書は、伊藤忠商事の前会長で中国大使も務めた丹羽氏が、読書についてその意義、本の選び方・読み方、読書の効…

『あの会社はこうして潰れた』を読みました

2017年59冊目の読了は、『あの会社はこうして潰れた』(藤森 徹/日経プレミアシリーズ 初版2017年4月10日)です。出版業界のことも書かれていたので手に取ってみました。 本書は、民間の信用調査会社「帝国データバンク」の情報部長を務めた著…

『限界国家 人口減少で日本が迫られる最終選択』を読みました

2017年55冊目の読了は、『限界国家 人口減少で日本が迫られる最終選択』(毛受敏浩/朝日新書 初版2017年6月30日)です。 本書も、この前に読んだ『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』と同じく、日本の人口減少をテーマとしていま…

『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』を読みました

2017年54冊目の読了は、『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』(河合雅司/講談社現代新書 初版2017年6月20日)です。話題になっているようなので手に取ってみました。 本書は、産経新聞の論説委員である著者が、人口減少・少子化高…

『「超」実用的文章レトリック入門』を読みました

2017年42冊目の読了は、『「超」実用的文章レトリック入門』(加藤明/朝日新聞出版 初版2017年4月30日)です。興味があって、本書の前に読んだ『「言葉にできる」は武器になる。』(梅田悟史/日本経済新聞出版社)と、一緒に買いました。 本…