2017年3冊目の読了は、『二人の親を見送って』(岸本葉子/中央公論新社 初版2015年5月10日)です。
昨年、岸本さんのエッセイ『週末介護』を読んで心が動かされ、そのつながりで手に取りました。
本書は、日常生活の何気ない一コマや、老い、病、死などについて書かれた短編のエッセイを70編ほど収録しています。
『週末介護』でも感じたのですが、岸本さんのまなざしは、いつも温かく、深刻なテーマであっても、それを感じさせません。また、私と同世代のせいか「確かにそうだな」と共感できるところが多くありました。
1ページくらいの作品が結構あるので、ちょっと物足りない感じもしますが、気軽に読むことができます。
読後感(まずまず)