えむと、メモランダム

読み散らした本と出来事あれこれ

『なぜアマゾンは1円で本が売れるのか』を読みました

なぜアマゾンは1円で本が売れるのか ネット時代のメディア戦争 (新潮新書)

今年5冊目の読了は、『なぜアマゾンは1円で本が売れるのか』(武田徹/新潮新書 初版2017年1月20日)です。著者とテーマからすると、出版業界で働く者としては読まないわけにはいかないということで、手に取りました。

本書は、『新潮45』2015年2月号から2016年7月号までの連載記事を加筆修正したものです。今となっては、旧聞に属する話もありますが、それでも「コンテンツ」と「メディア」について、実に多くのことを考えさせてくれます。

ネット全盛の今、新聞、出版といった伝統的なコンテンツが四苦八苦というのは、間違いありません。たとえば、いわゆる「読み放題」といったサービスは、コンテンツの大安売りで、出版社としてはやりたくないはずですが、背に腹は代えられません。しかし、これまでと同じことを繰り返しても、先行きは不透明のままで、何も変わらないでしょう。

本書は、メディア側が生き残る処方箋を示すものではありませんが、これからのあり方を考えるうえでは、示唆に富んだ内容になっていると思いました。

読後感(よかった)