えむと、メモランダム

読み散らした本と出来事あれこれ

『テロメア・エフェクト』を読みました

細胞から若返る! テロメア・エフェクト 健康長寿のための最強プログラム

今年28冊目の読了は、『テロメア・エフェクト』(エリザベス・ブラックバーン、エリッサ・エペル/訳 森内薫/NHK出版 初版2017年2月25日)です。HONZの紹介記事で知り、手に取りました。400ページを超える内容で、読み切るのに少し時間がかかりました。

本書で初めて知ったのですが、「テロメア」とは、染色体の末端領域のことをいい、細胞の健康つまり私達の健康に深く関わり、その長短が細胞の老化スピードを決定するのだそうです。

本書では、第Ⅰ部でテロメアが何かを細胞学的な観点から解説したあと、第Ⅱ部でテロメアに重大な影響を及ぼすストレスへの対処方法、第Ⅲ部でテロメアを伸長させる運動、睡眠、食べ物について具体的に紹介し、そして第Ⅳ部ではテロメアの長さと人間関係や住環境といった社会的環境との関係性を明らかにしています。ノーベル賞受賞者の著書だけに、多くの研究データから得られた知見をもとにしていますが、専門書のような難解さはありません。

テロメアは伸長させるには、ストレスと上手につきあい、良質な睡眠をとり、適度に運動し、砂糖や加工食品の取り過ぎに注意し、よき人間関係を絶やさず、環境のいいところに住めばいいようです。決して簡単ではありませんが、健康・長寿が実現できるのは事実のようなので、生活習慣を見直し、できるところから改善していこうと思いました。

読後感(まずまず)