「NHK交響楽団創立90周年記念シリーズ」というN響の過去の演奏を収録したCDがキングインターナショナルから発売されています。先日、その中で中村紘子さんとN響が共演したCD『チャイコフスキー、ショパン、矢代秋雄:ピアノ協奏曲 中村紘子』を買ったのですが、今日ようやく聴くことができました。
収録されているのは、1963年に共演したチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、1967年に共演したショパンのピアノ協奏曲第1番と矢代秋雄のピアノ協奏曲です。
得意のチャイコフスキーは18歳当時のもので、現在聴くことができる一番古い録音だそうです。1960年のプロデビューから3年しか経っていないときの演奏で、さすがにまだ粗削りの印象を受けますが、18歳でこれだけ弾けるのは、さすがというしかありません。
昨年まだ70代の若さで他界されたのは本当に驚きでした。かえすがえす残念でなりません。