えむと、メモランダム

読み散らした本と出来事あれこれ

『悪文 伝わる文章の作法』を読みました

悪文 伝わる文章の作法 (角川ソフィア文庫)

今年48冊目の読了は、『悪文 伝わる文章の作法』(岩淵悦太郎/角川ソフィア文庫 初版平成28年10月25日)です。前に読んだ『「超」実用的文章レトリック入門』(加藤明/朝日新聞出版)で参考文献として紹介されていて、タイトルが気になり手に取りました。文庫版の発行は昨年ですが、日本評論社版は1960年に初版が発行されていて、実に半世紀以上にわたって読まれているロングセラーです。

本書はタイトルにもあるように、新聞や雑誌の記事、ニュース原稿、広告文、論文などにおける悪文=「わかりにくく伝わらない文章」の例をあげ、どうしたら伝わる文書に変わるのか、その方法を伝授するものです。

50年も前に初めて出た本なので、例文はさすがに時代を感じます。しかし、文の切り方、筋の通し方、言葉の選び方、修飾の仕方、言葉の選び方など紹介されている作法は、そんなことは無関係に、今の私達にも十分参考になります。悪い見本示して、それを直すというスタイルは、身につまされる分理解しやすいのかもしれません。

本書を読み終えて、まず心がけようと思ったことは、センテンスを短くすることです。それができれば、内容はともかく、文章にリズム・メリハリも生まれて少しは読みやすくなりそうです。でも、自分の思いを言葉にする力がないと、やはりいい文章にはなりません。

読後感(まずまず)