えむと、メモランダム

読み散らした本と出来事あれこれ

『くらべる東西』と『くらべる値段』を読みました

くらべる東西

くらべる値段

今年75冊目の読了は『くらべる東西』、76冊目は『くらべる値段』です。(おかべたかし・文 山出高士・写真/東京書籍 初版[東西] 2016年6月13日[値段]2017年8月18日)書店で『くらべる値段』が目にはいり、先に出た『くらべる東西』と『くらべる時代』も同じ棚に置いてあったのですが、『くらべる東西』と『くらべる値段』が面白そうなので買い求めました。
それぞれ比べるものを34テーマ取り上げ、1つのテーマを4ページで構成。前半2ページで比べるものの写真、後半2ページで解説や関連情報を掲載しています。

『くらべる東西』では、東(主に関東)と西(主に関西)の違いを比べています。比べているのは、「いなり寿司」「おでん」「カルタ」「金封」「コマ」「七味唐辛子」「桜餅」「座布団」「縄文土器」「線香花火」「ぜんざい」「銭湯」「タクシー」「タマゴサンド」「だるま」「ちらし寿司」「ねぎ」「ネコ」「のれん」「ひなあられ」「ひな人形」「火鉢」「骨抜き」「落語家」など。
よく知られているもの、それほど違わないもの、ネコの尻尾のように初めて知ったもの、いろいろありますが、実際に写真で見比べると面白いものがあります。

比べる話ではありませんが、カレーライスに生卵をかけるエピソードが出てきます。私も転勤で初めて関西に住んだとき、その食べ方には本当にびっくりしました。東西に限らず、土地ごとの文化、風習の違いというのは興趣が尽きません。

『くらべる値段』では、身の周りの品を取り上げて安いものと高いものを比較し、値段が違う理由を解説しています。取り上げているのは、「うな重」「羽毛ふとん」「おろし金」「カステラ」「カニ缶」「かまぼこ」「ギター」「サッカーボール」「財布」「椎茸」「寿司」「炭」「畳」「机」「海苔」「フライパン」「ヘッドフォン」「包丁」「本」「盆栽」「巻き簾」「万年筆」など。
どれも100円ショップの商品と高級品を比べているというわけではなく、同じお店、同じメーカーのなかで値段を比べています。安いといっても値が張るもの、値段にそれほど差がないものもありますが、値段が違う理由はよくわかりました。

本のなかで「安いものには努力があり、高いものには夢がある」という言葉が出てきます。50万円の羽毛ふとん(安いのは5万円)はとても無理でしょうが、6,600円のカステラ(安いのは1,250円)、3,600円のかまぼこ(安いのは300円)なら何とか夢はかないそうです。

2冊ともランクを競うものでもなく、優劣をつけるものでもなく、写真を見ながら気軽に楽しく読むことができました。

読後感(おもしろかった)