上野の東京国立博物館で始まった『運慶展』に行って来ました。平日だったせいか入場まで並ぶということはありませんでしたが、話題の展覧会ということで会場内は結構混雑していました。
本展では、日本で最も著名な仏師、運慶の造った仏像22体のほか、父・康慶、息子の湛慶、康弁の作品を含め全部で70体ほどの作品が展示されています。ほとんどが国宝か重要文化財で、史上最大の運慶展という看板に偽りはありません。
会場では、ガラスケースに入れられ展示されているものの方が少なく、多くの作品をそのまま、しかも360度の方向から鑑賞できるよう展示しています。お寺などでちょっと離れたところから鑑賞するのと違い、重厚で圧倒的な存在感がある仏像をすぐ目の前で見ることができて、とにかく素晴らしいの一言に尽きます。じっと見ていると、仏像たちが今にも動きだしそう感じがしてきました。
美術にはまったく詳しくありませんが、数々の見事な作品を十分堪能しました。