えむと、メモランダム

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『とんでもない死に方の科学-もし●●したら、あなたはこう死ぬ』を読みました

とんでもない死に方の科学: もし○○したら、あなたはこう死ぬ

今年49冊目の読了は、『とんでもない死に方の科学-もし●●したら、あなたはこう死ぬ』(著 コーディー・キャシディー/ポール・ドハティー 訳 梶山あゆみ/河出書房新社 初版2018年6月20日)。書評サイト「HONZ」で知って手に取りました。

本書は、全部で45のケースを設定し、人がその場面に遭遇したときの「死に方」を通して、物理、生物・人体科学、天文・地球科学、化学など幅広い分野の科学的な知見をわかりやすく解説したものです。

(45のケースを目次の写真で)

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どれも意外性たっぷりで、実際にありそうなこともあれば、荒唐無稽のようなものあります。ただし、まったく出鱈目ではなく、すべて似たようなエピソード、実験や研究の成果などをもとにしているので、興味がかき立てられ、ユーモアにあふれた話とともに科学の世界へ引きずり込まれます。

面白い話ばかりでしたが、印象に残ったのは、人間にとって当たり前の『年をとったら』のなかで紹介されている“信頼性理論”の話。

「人間の体は欠陥が山ほどあるけど、予備の部品(細胞)がいっぱいついていて、故障があるたびその予備を使っている。しかし、時とともに予備の細胞も壊れていくと、部品も尽きて命が止まる」という内容なのですが、生活習慣次第でそのプロセスは早まったり、遅くなったりするそうです。

今どのくらいの部品を使い果たしたのか、気にはなりますが、知らないでいた方が間違いなく心穏やかに生きていけます。

訳者のあとがきによると、著者の一人ポール・ドハティー氏は、本書刊行後2017年8月に亡くなったそうです。本書を読んでこれ以上の驚きはありませんでした。

読後感(面白かった)