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「NHK交響楽団定期公演 第1919回」

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昨夜、「NHK交響楽団定期公演 第1919回(9月Cプログラム)」があり、NHKホールに足を運びました。9月から新しいシーズンが始まります。

昨日は、指揮者のパーヴォ・ヤルヴィさんにアクシデントがあったようで、珍しく、定刻から20分近く遅れての開演となりました。

プログラムの前半は、ヴァレンティーナ・ファルカシュさんのソプラノで、R. シュトラウスの歌劇『カプリッチョ』から《最後の場》。

『カプリッチョ』の間奏曲《月光の音楽》が詩情豊かに演奏されたあと、ファルカシュさんが二人の男性の思いに揺れる心を、しっとりと、時に劇的に歌唱。情感を込めた歌声が印象的でした。

プログラムの後半は、マーラーの『交響曲 第5番』。
好きな交響曲のひとつで、昨日はこれがお目当てでしたが、パワー全開とも言うべき演奏は期待通りのもの。

パーヴォさんのダイナミックな指揮のもと、いつものように重厚感あふれる《弦》と音色豊かな《管》が織りなす響きに、すっかり打ちのめされてしまいました。

とりわけ素晴らしかったのが、首席ホルン福川伸陽さんの演奏(特に第3楽章)。“感動的”というのは決してオーバーな表現ではありません。

熱演は多くの聴衆を魅了。演奏終了後、パーヴォさんとオケに対する拍手はいつになく大きく感じ、「ブラボー」の声もあちこちで盛んに上がっていました。

心に残る演奏会。大満足で会場を後にしました。