えむと、メモランダム

読んだ本と出来事あれこれ

『夜行列車盛衰史』を読みました。

読書ノート2024年の4冊目は『夜行列車盛衰史』(著 松本典久/平凡社新書/初版2023年12月15日) “鉄オタ”ではないのですが、「夜行列車」という文字が懐かしく、手に取りました。 本書は、鉄道ジャーナリストの著者が、明治22年(1889年…

NHK交響楽団「第2006回定期公演」

昨日、NHK交響楽団「第2006回定期公演(2月Bプログラム)」を聴きに、サントリーホールに足を運びました。 指揮はパブロ・エラス・カサド。昨日は、母国スペインにちなんだプログラムでした。 前半の1曲目はラヴェルの『スペイン狂詩曲』。カサドさ…

『万感のおもい』を読みました。

読書ノート2024年の3冊目は『万感のおもい』(著 万城目学/夏葉社/初版2022年5月10日/装丁 櫻井久) 夏葉社さんの本ということもあり、発売後さっそく購入したのですが、ずっと本棚に飾ったまま。万城目さんの直木賞受賞が、本を開くきっかけ…

NHK交響楽団「第2004回定期公演」

昨日、NHK交響楽団「第2004回定期公演(Aプログラム)」があり、NHKホールに足を運びました。 指揮は、最後のN響定演となる井上道義さん。プログラムの前半は、ヨハン・シュトラウスII世のポルカ『クラップフェンの森で』と、ショスタコーヴィチ…

『90歳までに使い切る お金の賢い減らし方』を読みました。

読書ノート2024年の2冊目は、『90歳までに使い切る お金の賢い減らし方』(著 大江英樹/光文社新書/初版2023年3月30日)。 大江さんは、定年退職後にサラリーマンから経済コラムニストに転身された方。大江さんの著者『定年楽園』との出会い…

NHK交響楽団「第2003回定期公演」

昨日、NHK交響楽団「第2003回定期公演(Bプログラム)」があり、サントリーホールに足を運びました。 指揮はトゥガン・ソヒエフ。プログラムの前半は、N響のゲスト・コンサートマスター郷古廉さんのヴァイオリンと、首席ヴィオラ奏者村上淳一郎さん…

『硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在り』を読みました。

読書ノート2024年の1冊目は、『硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在り』(著 酒井聡平/講談社/装幀 相京厚史/初版2023年8月28日)。いろいろあって、1年ぶりの投稿です。 硫黄島は太平洋戦争で有数の激戦地。梯久美子さんの著書『散るぞ悲しき』や、…

2022年の読書

2022年に読んだ本は、単行本17冊、新書33冊、文庫3冊、選書4冊の全部で57冊。 多読を目標にしているわけありませんが、「読んだ」という実感には乏しい一年となってしまいました。 その理由はとにかく多忙だったことで、特に11月と12月は怒…

『国鉄―「日本最大の企業」の栄光と崩壊』を読みました。

読書ノート2022年No.20は、『国鉄―「日本最大の企業」の栄光と崩壊』(著 石井幸孝/中公新書/初版2022年8月25日) 今年は、日本の鉄道が開業してから150年。国鉄が民営化されてから35年。節目の年にあたります。 「JR」はいつのまにか…

NHK交響楽団「第1965回定期公演」

昨日(16日)、NHK交響楽団「第1965回定期公演(10月Aプログラム)」があり、NHKホールに足を運びました。 プログラムは,、ヘルベルト・ブロムシュテットの指揮で、マーラーの『交響曲第9番』。 ブロムシュテットさんの指揮で、昨年10月の…

パリ管弦楽団 来日コンサート

昨日(15日)、東京芸術劇場で、日本ツアー中のパリ管弦楽団のコンサートがあり、足を運びました。 この秋から冬にかけては、パリ管のほか、ロンドン交響楽団、ボストン交響楽団、ベルリン国立歌劇場管弦楽団と、著名な外国オーケストラの来日が目白押しで…

『世界は五反田から始まった』を読みました。

読書ノート2022年No.19は、『世界は五反田から始まった』(著 星野博美/ゲンロン叢書/装丁 名久井直子/初版2022年7月10日)。地元の書店(くまざわ書店武蔵小金井北口店)で購入したサイン本を読みました。 五反田という地名で頭に浮かぶの…

NHK交響楽団「第1962回定期公演」

昨日、NHK交響楽団「第1962回定期公演(Aプログラム)」があり、NHKホールに足を運びました。 2022-2023年シーズンの幕開けとなる公演ですが、ファビオ・ルイージさんの首席指揮者就任、NHKホール改修後初めての定演ということで、何…

『親父の納棺』を読みました。

読書ノート2022年No.18は、『親父の納棺』(著 柳瀬博一/絵 日暮えむ/幻冬舎/初版2022年8月5日) 私の父が亡くなったのは4年前のこと。まだ寝ていた日曜日の早朝、実家の近くに住む妹が泣きながら電話してきたことは忘れられません。 取るも…

『鎌倉幕府抗争史 御家人間抗争の二十七年』を読みました。

読書ノート2022年No.17は、『鎌倉幕府抗争史 御家人間抗争の二十七年』(著 細川重男/光文社新書/初版2022年7月30日) 今年の大河ドラマは『鎌倉殿の13人』。まったく馴染みのない北条義時が主人公とあって、いつものように、「いつのまに…

副鼻腔炎の内視鏡手術を受けました。

「青天の霹靂」と言うとちょっと大袈裟ですが、先日、まったく思いがけず、副鼻腔炎の内視鏡手術を受けました。その体験談です。 [手術まで]右側の鼻づまりが気になりだしたのは、今年の春先のこと。ただ花粉シーズンと重なっていたので、最初はその影響かも…

『オフコース・クラシックス・コンサート 2022』

昨夜(30日)日本武道館で開催された『オフコース・クラシックス・コンサート 2022』に行ってきました。 『オフコース・クラシックス・コンサート』は、作曲家の服部隆之さんが音楽監督を務め、実力派のアーティストが、服部さん指揮するオーケストラ…

『砂まみれの名将 野村克也の1140日』を読みました。

読書ノート2022年No.16は、『砂まみれの名将 野村克也の1140日』(著 加藤弘士/新潮社/初版2022年3月15日) ウィキペディアで調べたところ、野村克也氏の著書は、共著を含めると150冊以上ありました。 作家も顔負けですが、他の著者が…

『命のクルーズ』を読みました。

読書ノート2022年No.15は、『命のクルーズ』(著 高梨ゆき子/講談社/初版2022年3月31日/装幀 大久保伸子) 本書は、新型コロナウイルスの集団感染が起きた、大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の救援活動の実態を描いたノンフィク…

『ふんどしニッポン 下着をめぐる魂の風俗史』を読みました。

読書ノート2022年No.14は、『ふんどしニッポン 下着をめぐる魂の風俗史』(著 井上章一/朝日新書/初版2022年5月30日) もう半世紀以上も昔のこと、私が小学生時代を過ごしたのは、新潟の小さな田舎町。 1年生のときの身体測定で、ほとんどの…

『妻はサバイバー』を読みました。

読後ノート2022年No.13は、『妻はサバイバー』(著者 永田豊隆/朝日新聞出版/初版2022年4月30日/装画 椎木彩子) 本書は、精神疾患を抱えた妻を持つ著者が、20年に渡る闘病の日々を包み隠さず綴ったルポルタージュ。 朝日新聞の記者である…

NHK交響楽団「第1956回定期公演」

今日は、NHK交響楽団「第1956回定期公演(Aプログラム)」があり、東京芸術劇場に足を運びました。 指揮は、マレク・ヤノフスキ。プログラムの前半は、アリョーナ・バーエワのヴァイオリンで、シューマンの『ヴァイオリン協奏曲 ニ短調』。 演奏され…

『写真はわからない 撮る・読む・伝える―「体験的」写真論』を読みました。

読後ノート2022年No.12は、『写真はわからない 撮る・読む・伝える―「体験的」写真論』(著者 小林紀晴/光文社新書/初版2022年4月30日) 写真には昔から興味があり、カメラも何台か持っています。ただ残念ながら「趣味」というほどには活躍し…

パルコ・プロデュース2022『セールスマンの死』を観劇

渋谷のPARCO劇場で上演中の、パルコ・プロデュース2022『セールスマンの死』を観ました。 『セールスマンの死』は、アメリカの劇作家アーサー・ミラーの代表作のひとつ。日本では1954年に初演され、滝沢修、久米明、仲代達矢、風間杜夫といった…

『物語 ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国』を読みました。

読後ノート2022年No.11は、『物語 ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国』(著者 黒川祐次/中公新書/初版2002年8月25日) ロシアのウクライナ侵攻が始まって2カ月が経ちますが、停戦の見通しは立たず、市民の犠牲は拡大するばかりで心が痛…

オペラ『魔笛』鑑賞

昨日(16日)、モーツアルトのオペラ『魔笛』を新国立劇場で鑑賞しました。 『魔笛』は数あるオペラの中でも絶大な人気を誇る作品。昨日も客席はたくさんの人で、お子さん連れも見かけました。 今回の公演は、2018年にウイリアム・ケントリッジの演出…

NHK交響楽団「第1954回定期公演」

NHK交響楽団「第1954回定期公演(Aプログラム)」があり、東京芸術劇場に足を運びました。 相次いだコロナのための代演もなく、会場も空席は数えるほど。いつもの定演が戻ったようでした。 今日の指揮は、クリストフ・エッシェンバッハ。プログラム…

『ネットで故人の声を聴け 死にゆく人々の本音』を読みました。

読後ノート2022年No.10は、『ネットで故人の声を聴け 死にゆく人々の本音』(著者 古田雄介/光文社新書/初版2022年3月30日) このブログを始めて5年目になりますが、「自分が死んだらどうなるのか」なんて、考えたこともありません。 本書は…

『東京大空襲の戦後史』を読みました。

読後ノート2022年No.9は、『東京大空襲の戦後史』(著者 栗原俊雄/岩波新書/初版2022年2月18日) 著者は、毎日新聞の新聞記者ですが、日本の戦争責任や戦後賠償に関する著書も数多く執筆しています。 私もこれまで、『遺骨 戦没者三一〇万人の…

『ソ連兵へ差し出された娘たち』を読みました。

読後ノート2022年No.8は、『ソ連兵へ差し出された娘たち』(著者 平井美帆/集英社/初版2022年1月30日/ブックデザイン 鈴木成一デザイン室) 2021年第19回開高健ノンフィクション賞受賞作品です。 本書は、1945年8月、日本の敗戦に…