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『芸能山城組ケチャまつり』へ行ってきました

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『芸能山城組 ケチャまつり』へ行ってきました。本当に久しぶりでした。

芸能山城組は、世界の民族音楽をテーマに活動しているパフォーマンス集団です。このケチャまつりは知る人ぞ知るといったイベントかもしれませんが、1976年から開催され、今年は42回目だそうです。

初めてこのケチャまつりを見たのは、大学3年生のときの第3回目だったと思います。TV番組の「題名のない音楽会」で、民族音楽者の小泉文夫さんがガムラン音楽とケチャを紹介したのがきっかけだったような記憶があるのですが、はっきりしたことはもう思い出せません。ただ初めてガムラン演奏を生で聴き、ケチャをこの目で見たときの強烈な印象は今もって消えていません。

その後、大学4年のときと、社会人になってからは20年以上前に1回行ってそれっきりだったのですが、先日たまたまネットでイベントのことを知り、昨日(4日)思い立っていくことにしました。場所はずっと変わらず、新宿三井ビルの55HIROBA。「ああ、40年前もここで観ていたなあ」と、学生時代のことが懐かしく思い出され、年甲斐もなく一瞬感傷的な気分に襲われてしまいました。

会社帰りだったので、とても全部のプログラムは観ることはできなかったのですが、ガムランとケチャは十分楽しむことができました。ガムラン独特のリズムとメロディは心に響き、ケチャは何度観てもひきこまれてしまいます。

久しぶりに行ってちょっと驚いたのは、ケチャの輪に年配の方が結構入っていたことでした。だからということではないでしょうが、初めて見たときは、若い方(学生さん?)が主体で演じていて、精悍で緊迫感に包まれていた記憶があるのですが、今回はベテランの安定感のある踊りといった印象を受けました。いずれにしても、これだけのパフォーマンスのためには、相当の練習を積み重ねているのだろうと思います。暑い中で懸命に演じている姿に、精一杯拍手を送らせてもらいました。

ケチャまつりは入場無料。おまつりに賛同している人たちの支援で成り立っています。私も用意されていた“奉納箱”にわずかですがお金を投じて帰りました。来年43回目が開催されるなら、またぜひ来ようと思います。

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