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『ボストン美術館の至宝展』に行って来ました

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夏休みなのに天候が不順でぱっとしない日が続いていましたが、今日はやっと晴れたので、上野の東京都美術館で開催している『ボストン美術館の至宝展』に行って来ました。平日の午後なので会場は年配の方が多かったのですが、学校が夏休みということで小中高生も結構見かけました。

本展では、ボストン美術館が所蔵するコレクションから80点が「古代エジプト美術」「中国美術」「日本美術」「フランス絵画」「アメリカ絵画」「版画・写真」「現代美術」の7つのコーナーに分けて展示されています。美術はまったくの素人ですが、どのコレクションも素晴らしく、やはり本物は観る人をひきつけます。
個人的には、「日本美術」では英一蝶の『月次風俗図屏風』と『涅槃図』、酒井抱一の『花魁図』、喜多川歌麿の『三味線を弾く美人図』、「フランス絵画」ではモネの『睡蓮』、「アメリカ絵画」ではサージェントの『ロベール・ド・セヴリュー』、「現代美術」では村上隆の『If the Double Helix Wakes Up…』、そして本展の目玉であるゴッホの『郵便配達人 ジョゼフ・ルーラン』と『子守唄、ゆりかごを揺らす オーギュスティーヌ・ルーラン夫人』が強く印象に残りました。

ちょっと驚いたのは、「現代美術」のコーナーで、かごに盛られた果物が時間とともに腐っていく様子を収録した動画がモニターに映し出されていたこと(時間は短縮されています)。静物画の延長線上にあるようなものかもしれませんが、この作品に限らず、これからは思ってもいないような“美術作品”が次々に生み出されるのでしょう。

秋になるとまた様々な美術展が開催されます。気になるものがあれば、また出かけようと思います。