今日は「NHK交響楽団 11月公演」があり、NHKホールに足を運びました。
今日の指揮は、熊倉優さん。プログラムは、前半がメンデルスゾーンの序曲「フィンガルの洞窟」と藤田真央さんのピアノでシューマンの「ピアノ協奏曲イ短調」。
後半は、バッハ(レーガー編)のコラール前奏曲「おお人よ、おまえの罪に泣け」とメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」。
指揮者もソリストも20代ということで、注目のコンサートでしたが、今日は何といっても藤田さんのピアノ。
若くしてN響と共演するだけあって、当然のこととはいえ、力量は申し分ないもの。ソリストとしてのキャリアがスタートしたばかりであることを、少しも感じさせません。
力強さと繊細さが織りなす演奏は印象的で、特に、第三楽章の熱演は、聞き入ってしまいました。
いずれ日本を代表するピアニストの一人になることは間違いないでしょう。活躍が期待されます。
演奏とは関係ありませんが、ステージでの振る舞いはまだプロらしくなく、微笑ましくもありました。