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「NHK交響楽団6月公演」

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今日は、「NHK交響楽団6月公演」があり、会場のサントリーホールに足を運びました。クラシックのコンサートに出向いたのは、半年ぶりです。

今日のプログラムは、井上道義の指揮で、シベリウスの交響曲第7番とベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』。珍しい取り合わせで,井上さんのリクエストかもしれません。

前半のシベリウスの作品は、今回初めて聴きましたが、思いがけず心に残るもの。

交響曲といっても単一楽章で20分ほどの作品ですが、抒情性と華やかさを持ち合わせ、またシベリウスの“北欧的”なイメージも感じさせるもので、すっかり気にいってしまいました。

後半の『英雄』は、もう何回も聴いていますが、今日のN響は、井上さんのエネルギッシュな指揮に導かれ、思う存分に演奏している感じ。

特に第3楽章と第4楽章は、管と弦が見事に響き合って、ときに揺れ動くよう。息をのんで聴き入ってしまいましたが、この作品とベートーヴェンの “凄さ”も再認識しました。

終演後、井上さんとオケに向けられた拍手は盛大で鳴りやまず。私も含め、聴衆の満足感を表すものでした。