
よく売れているとのことで、『科学的に証明された すごい習慣大百科』を読みました。(著 堀田秀吾/SBクリエイティブ/初版2025年7月6日)
本書は、物事の成否の鍵は「習慣化」であるとする著者が、国内外の心理学、行動経済学、脳科学などの研究をもとに、「もっと楽に、もっと自然に、習慣化できる方法」を紹介する一冊。
まず、習慣化の3つの原理(「先ず動く」、「すでに備わっている習慣にくっつける」、「環境を利用する」)が説明されたうえで、「仕事の効率化」、「勉強」、「ダイエット・健康」、「コミュニケーション」、「メンタル」、「生活」の6つのテーマに分けて、習慣化のための112のヒントが紹介されています。
「音楽を聴きながら作業する」(パフォーマンスがアップ)、「こまめに休憩をとる」(学習効果が向上)、「よく笑う」(死亡率が減少)、「相づちを打つ」(コミュニケーションに効果)「他人の幸せを願う」(幸福度が増加)…。
その多くは取り立てて難しいものではなく、裏づけとなる知見も解説されているので、思わず「やってみようかな」という気持ちになってきます。
その中で、私が最も心惹かれたのは、『小さな新しいことをする』でした。
人は歳を重ねると、過去を振り返りがちになり、それ自体は悪くなくても、振り返るだけでは活力は生まれないそうです。
脳を錆びさせないためには、目標の高い刺激ではなく、「半歩先にある新しいことをはじめる」のがいいそうで、これなら自分でも気楽にできそうな気がしました。
ところで、本書によると、語彙力のピークは60代後半から70代初め。人間的な豊かさを形成する能力は60代になっても伸び続けるとのこと。
まだ伸びしろが残っているのを知って安心したのですが、そのためには、インプットとアウトプットを繰り返す習慣を身につけることが大切で、読書や友人との会話、映画鑑賞などはその素地となるそうです。
この話で、読書のモチベーションがグッとあがりました。