えむと、メモランダム

読み散らした本と出来事あれこれ

読書-2020~2022

『妻はサバイバー』を読みました。

2022年読後レポートNo.13は、『妻はサバイバー』(著者 永田豊隆/朝日新聞出版/初版2022年4月30日/装画 椎木彩子) 本書は、精神疾患を抱えた妻を持つ著者が、20年に渡る闘病の日々を包み隠さず綴ったルポルタージュ。 朝日新聞の記者であ…

『写真はわからない 撮る・読む・伝える―「体験的」写真論』を読みました。

2022年読後レポートNo.12は、『写真はわからない 撮る・読む・伝える―「体験的」写真論』(著者 小林紀晴/光文社新書/初版2022年4月30日) 写真には昔から興味があり、カメラも何台か持っています。ただ残念ながら「趣味」というほどには活躍…

『物語 ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国』を読みました。

2022年読後レポートNo.11は、『物語 ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国』(著者 黒川祐次/中公新書/初版2002年8月25日) ロシアのウクライナ侵攻が始まって2カ月が経ちますが、停戦の見通しは立たず、市民の犠牲は拡大するばかりで心が…

『ネットで故人の声を聴け 死にゆく人々の本音』を読みました。

2022年読後レポートNo.10は、『ネットで故人の声を聴け 死にゆく人々の本音』(著者 古田雄介/光文社新書/初版2022年3月30日) このブログを始めて5年目になりますが、「自分が死んだらどうなるのか」なんて、考えたこともありません。 本書…

『東京大空襲の戦後史』を読みました。

2022年読後レポートNo.9は、『東京大空襲の戦後史』(著者 栗原俊雄/岩波新書/初版2022年2月18日) 著者は、毎日新聞の新聞記者ですが、日本の戦争責任や戦後賠償に関する著書も数多く執筆しています。 私もこれまで、『遺骨 戦没者三一〇万人…

『ソ連兵へ差し出された娘たち』を読みました。

2022年読後レポートNo.8は、『ソ連兵へ差し出された娘たち』(著者 平井美帆/集英社/初版2022年1月30日/ブックデザイン 鈴木成一デザイン室) 2021年第19回開高健ノンフィクション賞受賞作品です。 本書は、1945年8月、日本の敗戦…

『ぼくとがんの7年』を読みました。

2022年読後レポートNo.7は、『ぼくとがんの7年』(著者 松永正訓/医学書院/初版2021年12月15日/装幀 松田行正+ 杉本聖士) 書評サイト「HONZ」で知って手に取りました。 著者は、小児がんを専門とする小児外科医。「売れない物書き」…

『物価とは何か』を読みました。

2022年読書レポートNo.6は、『物価とは何か』(著者 渡辺 努/講談社選書メチエ/初版2022年1月11日) このところ、食料品など生活に身近な商品の値上げが相次ぎ、ロシアのウクライナ侵攻の影響もあって、さらに拍車がかりそうです。 これで給料…

『俳句と人間』を読みました。

2022年読書レポートNo.5は、『俳句と人間』(著者 長谷川 櫂/岩波新書/初版2022年1月20日) 俳句や短歌に関係する本を手にするたびに、「自分も作ってみたい」と思うのですが、いつもそこで終わってしまい、なかなか先に進みません。 本書は、…

『幕末社会』を読みました。

2022年読書レポートNo.4は、『幕末社会』(著者 須田 努/岩波新書/初版2022年1月20日) 日本史上、幕末の黒船来航から大政奉還まではまれにみる激動の時代。 有名な歴史的事件が目白押しですが、農民や町人といった民衆が表に出ることはありま…

『生涯弁護人 事件ファイル1』と『生涯弁護人 事件ファイル2』を読みました。

2022年読書レポートNo.3は、『生涯弁護人 事件ファイル1』と『生涯弁護人 事件ファイル2』(著者 弘中惇一郎/講談社/初版2021年11月30日/装幀 アルビレオ) 著者の弘中弁護士は、「無罪請負人」とも呼ばれ、数々の世間の注目を集めた裁判…

『選挙活動、ビラ配りからやってみた。「香川1区」密着日記』を読みました。

2022年読書レポート第2回は、『選挙活動、ビラ配りからやってみた。「香川1区」密着日記』(著者 和田靜香/左右社/初版2021年12月27日/装幀 松田行正 杉田聖) 著者の和田さんは、相撲・音楽ライター。昨年上梓した『時給はいつも最低賃金…

『うつりゆく日本語をよむ ことばが壊れる前に』を読みました。

2022年1回目の読書レポートは、『うつりゆく日本語をよむ ことばが壊れる前に』(著 今野真二/岩波新書/初版2021年12月17日)。書店で目にして手に取りました。 仕事柄、契約書の読み書き、ビジネス文書の作成、メールでの相談対応などがルー…

2021年の読書

今年読んだ本は全部で66冊。内訳は単行本31冊、新書29冊、文庫2冊、選書4冊で、ブログに感想を書けたのは36冊でした。 昨年に比べ、5冊多く読みましたが、9月以降時間が取れなくなり、感想の投稿数はブログを始めて以来最低。 ブログを書くこと…

『ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル』を読みました。

2021年36冊目の読書レポートは『ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル』(著 佐藤大介/幻冬舎新書/初版2021年11月25日)。書店で目にして手に取りました。 今月21日、3人の死刑囚に刑が執行されました。2年ぶりとのことですが、本書…

『古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで』を読みました。

2021年35冊目の読書レポートは『古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで』(著 柿沼陽平/中公新書/初版2021年11月25日)。書店で目にして手に取りました。 本書は、中国古代史・経済史・貨幣史の専門家で、早稲田大学文学学術院教…

『少女たちの戦争』を読みました。

2021年34冊目の読書レポートは『少女たちの戦争』(編 中央公論新社/初版2021年11月10日)。書店で目にして手に取りました。 もうすぐ、太平洋戦争が始まった12月8日です。今年は開戦から80年の節目の年ですが、今の時代、ピンと来ない…

『常識のない喫茶店』を読みました。

2021年33冊目の読書レポートは『常識のない喫茶店』(著 僕のマリ/柏書房/装丁木庭貴信+岩本萌/初版2021年9月25日)。 話題の本ということで手に取りました。ユニークなペンネームが印象的ですが、表紙の装画も目を引きます。 本書は、著者…

『暁の宇品 陸軍船舶司令官のヒロシマ』を読みました。

2021年32冊目の読書レポートは『暁の宇品 陸軍船舶司令官のヒロシマ』(著 堀川惠子/講談社/装幀 岡 孝治/初版2021年7月5日)。 堀川さんの作品を手にしたのは、4年前に読んだ『戦禍に生きた演劇人たち 演出家・八田元夫と「桜隊」の悲劇』…

『ごみ収集とまちづくり 清掃の現場から考える地方自治』を読みました。

2021年31冊目の読書レポートは『ごみ収集とまちづくり 清掃の現場から考える地方自治』(著 藤井誠一郎/朝日選書/初版2021年8月25日)。書店で目にして手にとりました。 著者は大学の准教授で、地方自治の専門家ですが、3年前に、著者の前著…

『すばらしい人体 あなたの体をめぐる知的冒険』を読みました。

2021年30冊目の読書レポートは『すばらしい人体 あなたの体をめぐる知的冒険』(著 山本健人/ダイヤモンド社/ブックデザイン 鈴木千佳子/初版2021年8月31日)。 山本先生の本は、一昨年読んだ『医者が教える正しい病院のかかり方』(幻冬舎…

『法医学者の使命 「人の死を生かす」ために』を読みました。

2021年29冊目の読書レポートは『法医学者の使命 「人の死を生かす」ために』(著 𠮷田謙一/岩波新書/初版2021年8月20日)。書店で目にして、手に取りました。 本書は、法医学者で東京大学名誉教授、さらに大阪府監査医務監も務める著者が、実…

『ニュースの未来』を読みました。

2021年28冊目の読書レポートは『ニュースの未来』(著 石戸 諭/光文社新書/初版2021年8月30日)。遅ればせながら、手に取りました。 スマホを開けば、いつでも、どこでも無料でニュースが読めるようになり、電車で新聞を読む人は今や“絶滅危…

『清六の戦争 ある従軍記者の軌跡』を読みました。

2021年27冊目の読書レポートは『清六の戦争 ある従軍記者の軌跡』(著 伊藤絵里子/毎日新聞出版/装丁 宮川和夫 装画 佐々木悟郎 初版2021年6月20日)。書評で知り、手に取りました。 本書は、昨年夏に、毎日新聞に連載された『記者・清六の戦…

『戦争はいかに終結したか 二度の大戦からベトナム、イラクまで』を読みました。

2021年26冊目の読書レポートは『戦争はいかに終結したか 二度の大戦からベトナム、イラクまで』(著 千々和泰明/中公新書/2021年7月25日)。書店で目にして、手に取りました。 本書は、防衛省防衛研究所主任研究官である著者が、日本ではほと…

『「太平洋の巨鷲」山本五十六 用兵思想からみた真価』を読みました。

2021年25冊目の読書レポートは『「太平洋の巨鷲」山本五十六 用兵思想からみた真価』(著 大木毅/角川新書/初版2021年7月10日)。テーマと著者にひかれて手に取りました。 山本五十六は、私の出身地新潟県を代表する歴史的人物。その名前には…

『マチズモを削り取れ』を読みました。

2021年24冊目の読書レポートは『マチズモを削り取れ』(著 武田砂鉄/集英社/装丁 寄藤文平 古屋郁美/初版2021年7月10日)。 発売早々にサイン本を購入したものの、しばらく積ん読状態。遅ればせながら読み終えました。 本書は、フリーライタ…

『社会思想としてのクラシック音楽』を読みました。

2021年23冊目の読書レポートは『社会思想としてのクラシック音楽』(著 猪木武徳/新潮選書/初版2021年5月25日)。書店で目にして手に取りました。 クラシック音楽を聴くのは、私の数少ない趣味のひとつ。このブログでも、出かけたコンサート…

『万引き 犯人像からみえる社会の陰』を読みました。

2021年22冊目の読書レポートは『万引き 犯人像からみえる社会の陰』(著 伊東ゆう/青弓社/装丁 神田昇和/初版2021年5月20日)。書店で目にして手に取りました。 著者は、1999年から20年以上にわたり、5千人以上の万引き犯を捕まえて…

『「暮し」のファシズム 戦争は「新しい生活様式」の顔をしてやってきた』を読みました。

2021年21冊目の読書レポートは『「暮し」のファシズム 戦争は「新しい生活様式」の顔をしてやってきた』(著 大塚英志 /筑摩選書/初版2021年3月15日)。 書店で目にして、手に取りました。表紙のガスマスクをつけて行進する女子学生の写真が…