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「NHK交響楽団定期公演 第1922回」

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昨夜、「NHK交響楽団定期公演 第1922回(10月Cプログラム)」があり、NHKホールに足を運びました。

指揮はトゥガン・ソヒエフ。プログラムの前半は、バラキレフ(リャプノーフ編)の『東洋風の幻想曲「イスラメイ」』とニコラ・アンゲリッシュのピアノで、ラフマニノフの『パガニーニの主題による狂詩曲 』

「イスラメイ」は、直木賞を受賞した『蜜蜂と遠雷』で主人公の一人がピアノコンクールの予選で弾いた曲。オーケストラ版は初めて聴きましたが、ピアノ原版よりさらに色彩豊かで、エキゾチックでした。

『パガニーニの主題による狂詩曲 』では、しっかりとしたタッチで、端正に弾くアンゲリッシュさんのピアノが印象的。立った音、さすがのテクニックで、ステージから目を離せず。

有名な第18変奏では、N響の弦の響きと相まって、情感豊かな音色が胸に迫ってきました。

アンゲリッシュさんのアンコール曲は、ショパンのマズルカ作品63の2。パガニーニとはまた違って、透明感のある音が響いてきました。

プログラムの後半は、チャイコフスキーの『交響曲 第4番』。CDではよく聴く曲のひとつです。

ソヒエフさんの指揮は、決して派手ではなく、正統派といった感じ。昨日も、オーケストラを「鳴らす」というより、メリハリを効かせながら、オーケストラの音を湧き出させていました。

昨日は、第1楽章、第4楽章の“管”も素晴らしく、躍動していましたが、印象に残ったのは、第2楽章の弦の響き。少しゆっくりとしたテンポの演奏は、物憂い感じをさら深めるもので、心に染み入ってきました。

Eテレの「クラシック音楽館」で今日の演奏会が放送されたら、何としても見なければなりません。