えむと、メモランダム

読み散らした本と出来事あれこれ

『バブル 日本迷走の原点』を読みました

バブル:日本迷走の原点

今年最初の読了は、『バブル 日本迷走の原点』(永野健二/新潮社/初版2016年11月20日)です。HONZなど多くの書評で評判をよんでいる本で、ぜひ読もうと手に取りました。

日経平均株価が史上最高値をつけたのが、1989年12月の大納会。もう30年近く前のことで、その時代を過ごした現役ビジネスマンも少なくなってきました。と言っても、私もそうでしたが、大半の人は「今はバブルだ」なんてことは思っていなかったはずで、本書を読んで、自分も初めてバブルの実相を知ることができました。

本書は、政治家、企業経営者、官僚、そしてお金を踏み台に登りつめようとする者達の物語です。彼らがこの時代に何を考え、どう行動したのか、それが日本と日本人に何を残したのか、多くの人が知っておくべきことのように感じました。

著者は、アベノミクスは「バブル」を意図的につくる政策であり、必要ではあるが危険だと述べています。マイナス金利政策や年金問題を契機に「投資」による資産形成が叫ばれていて、何となくムードに乗せられそうですが、本書で言うユーフォリア(陶酔的熱狂)に陥らない気をつけたいと思います。

読後感(とてもよかった)