今日は「NHK交響楽団 9月公演」があり、会場のNHKホールに足を運びました.。
新型コロナウィルスのため、4月以降に予定されていたN響の定期公演はすべて中止に。
今日の公演はそれに代わるものですが、N響の生演奏を聴くのは2月6日にサントリーホールで行われた定期公演以来。
NHKホールに出向いたのは、昨年の12月以来ということで、本当に待ちに待ったコンサートでした。(ちなみに、改装された原宿駅にも今日初めて降り立ちました。)
指揮は山田和樹さん。プログラムは武満 徹の『弦楽のためのレクイエム』、モーツァルトの『交響曲 第29番』、そしてブラームスの『セレナード 第2番』の3曲。
休憩なしで1時間ちょっとの短い公演で、3曲とも決してメジャーとはいえませんが、山田さんの心のこもった指揮、美しい弦の響き、それに彩りを添える管の音色…。
久しぶりに、生演奏の素晴らしさを堪能できて、心が満たされました。
ところで今回ちょっと驚いたのは、オーケストラが入場するときに客席から拍手が送られたこと。
これまでの定期公演ではなかったことですが、様々な思いが頭をよぎり、私も拍手せずにいられませんでした。
そして演奏終了後、会場に鳴り響いた拍手も心に残るもの。
「NHKホールがあたたかいもので包まれた」と言っても過言ではありません。