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『日本のヴィルトゥオーゾたち~東芝グランドコンサート歴代ソリストによるガラ・コンサート~』

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昨夜、サントリーホールで『日本のヴィルトゥオーゾたち~東芝グランドコンサート歴代ソリストによるガラ・コンサート~』があり、足を運びました。

この公演は、「東芝グランドコンサート」の出演者で、世界的に活躍している、清水和音(ピアノ)、神尾真由子(ヴァイオリン)、萩原麻未(ピアノ)、三浦文彰(ヴァイオリン)、反田恭平(ピアノ)によるガラコンサート。

プログラムの前半は、神尾さんと萩原さんでベートーヴェンの『ヴァイオリン・ソナタ「クロイツェル」』。

続いて反田さんが、ショパンの『マズルカ風ロンド』、『ラルゴ 変ホ長調(遺作)』、『ポロネーズ第6番「英雄」』。

後半は、清水さんのラフマニノフ(アール・ワイルド編)『ヴォカリーズ』の後、清水さんと三浦さんでクライスラーの『愛の喜び』と『愛の悲しみ』、シューベルトの『ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第2番』、そしてラヴェルの『ツィガーヌ』でした。

神尾さんの熱く、情感あふれる演奏、そして三浦さんの深い音色と巧みなテクニックは心に残りましたが、昨日の注目はやはり反田さん。

ホールに響く一音、一音は鮮烈で、ショパンコンクールで弾いた作品を目の前で聴けるというのは、何か特別な感じがしました。

演奏終了後、反田さんへの拍手は鳴り止まず、それは快挙に対するお祝いの気持ちもこもったもの。

反田さんも何度もカーテンコールに応えていたのですが、驚いたのは、舞台の照明も明るくなり、もうこれで休憩と皆が席を立ちかけたところに、反田さんが舞台に戻りアンコール曲を弾いたこと。

恐らく予定になかった演奏で、会場もどよめきに包まれましたが、スタンディングオベーションする聴衆の思いと、反田さんの思いが交差し、胸にぐっときました。

これからの活躍が本当に楽しみです。